日本のもの造り哲学

忙しくて、読書している暇はないはずなのだが、現実逃避で読んでしまった。

日本のもの造り哲学

日本のもの造り哲学

日本のと書いてあっても、日米欧中韓アセアンとの比較や、それぞれの特色、もの造りといっても製造業だけではなくソフトウェアなどについても言及してあり、中々有益な本であった。特に面白かったのは、中国に関する分析で、
現場主義の人材育成法 (ちくま新書 (538))

現場主義の人材育成法 (ちくま新書 (538))

を読んだときは、運動会の話は印象に残ったけど、個々の話がミクロすぎて全体としてはどうなんだろうと思ったところや、
”俺様国家”中国の大経済

”俺様国家”中国の大経済

を読んだときは、全体としてよくわからないことになっているらしいということはわかったが、話がマクロすぎて関さんの本との間を埋める解説はないのだろうかと思っていたが、この本が見事に解明してくれた。