またまた気候変動の本

チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る

チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る

ブライアン・フェイガンの本、気候文明史に続けて読んでみた。フェイガンの本は、どちらかというとミクロな視点、気候文明史は、通史的。この本は、研究者の視点から、どのように過去の気象変動が解明されてきたかという科学史的視点から書かかれている。なかなかいい。これまでの本でも書かれていたと思うが、過去1万年は、例外的に気候が安定している(氷河期は、寒冷化しただけではなく、温度差もけっこうある)ということと、気候が変わるには十数年で十分だというところが今回得られた大きな点。