地震と火山

地震と噴火の日本史 (岩波新書 新赤版 (798))

地震と噴火の日本史 (岩波新書 新赤版 (798))

良本。幕末(安政)に2度の大地震が起きたとか。その際に、下田に停泊していたロシアの軍艦が難破し、結局、近くの港に回航しようとしたが、沈没し、小さな船を急造して帰国したとか。地震によって立山カルデラが崩れ、その影響で、富山湾に注ぐ常願寺川が暴れ川になり、砂防工事の必要がでたこと。この時の崩れた土砂は、均すと富山平野2m分の厚さになるとか。興味深い話がたくさん。