文化人類学への招待 (岩波新書)

文化人類学への招待 (岩波新書)

新書479学問の春 (平凡社新書)が面白かったので、30年前の本だが、読んでみた。例として、中国の四人組(江青ら)裁判の話が出てくるところが時代を感じさせる。社会の階層の話では、網野さんの話(穢れとか)と通じるところもあると感じた。主にインドネシアでの話だが、エビと日本人〈2〉暮らしのなかのグローバル化 (岩波新書)で出てくるインドネシアの情景と結びつかない(時代も少し違うと思うが)。昨今のグローバル化で、ここで述べられた風習がまだ続いているのかがちょっと気になった。