副作用

副作用―その薬が危ない (祥伝社新書)

副作用―その薬が危ない (祥伝社新書)

お奨め。薬の副作用について、非常に分かりやすく書いてある。比較的副作用が少ないと言われているスタチン系の高脂血症薬に、手足の筋肉が壊れる副作用があること。また、全ての薬に起こり得る、SJS(スティーブンス・ジョンソン症候群)。胃薬のH2ブロッカーで、女性化乳房になることがある等。それから、水虫の内服薬はかなり強い薬で、副作用を起こしやすい薬だということ、漢方薬が100%安全という訳ではないということ。
この本を読んでいくと、現在裁判中の抗がん剤イレッサの裁判についても、肝炎訴訟と同様に扱うのは間違っていると考えさせられる。