脳科学と哲学

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

スゴ本。臨床と実験と脳科学が結びついているところが、いい。原書は、10年以上前なので、続編も是非読んでみたい。

意識は実在しない 心・知覚・自由 (講談社選書メチエ)

意識は実在しない 心・知覚・自由 (講談社選書メチエ)

哲学の方から見た本。上記の本の後に読むと、机上の空論(哲学だからしょうがないのだが…)というか、しっくりこなかった。もう少し、哲学の入門書から読むべきなのからも。

心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる (中公新書)

心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる (中公新書)

最新の測定機器を使った脳科学の現状を述べた本。ラマチャンドランの本に比べると、臨床部分が少し弱いため、臨場感に欠ける。サブリミナル効果は、本当にあるらしい。あるのであれば、どの程度の効果があるのかまで実験してくれるとよかったのだけど…。読む限りでは、効果は限定的で、被験者が望むものを一瞬入れると、そちらの方を選ぶ程度で、ある特定の商品を買わせるとかは無理っぽい。