ルール

本田技研に勤めている方による本。ルール改正の例として、

  • スキージャンプ
  • F1のターボエンジン
  • 柔道
  • 米国の大型二輪車の関税
  • 自動車の輸出自主規制
  • 日米半導体協定

を挙げている。そして、その後の影響まで分析しているのも好感が持てる。ただし、結論としてはルール作りに参加すべきであるが、公益と社益のバランスを取った対応をという、あたりまえのところに落ち着いてしまっている。
それから、デ・ファクト・スタンダードに言及するのであれば、デ・ジュール・スタンダードとの比較や、ISOやIEEEなどの標準(これも一種のルール)にも言及して欲しかったと思う。