栽培植物と農耕の起源
- 作者: 中尾佐助
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1966/01/25
- メディア: 新書
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- 野生種と栽培種の違いは、種が自然に落ちるかどうか。基本は一年生。
- バナナは一番重要な果物
- ヤムイモは、ナガイモ(トロロイモ)、タロイモは、サトイモ。
- サトウキビの絞り汁は、栄養価に富んでおり、牛乳に次いで優れた栄養食品。砂糖は、牛乳に対するバターに相当する。
- 照葉樹林文化では、麹を使って酒を製造する(他の文化では見られない)
唯一、述べていることが外れているのは、コメとムギの比較で、
コメからコムギに転換した民族は存在しないのに、コムギ食民族はどんどん米食をとり入れている現状である。明日の人類の種穀は、コムギよりコメとなる傾向が認められると認識すべきである。
と書いているが、近年の日本の米離れ、減反を予測できなかったのは残念。
これの現代版をどなたか書いてくれないだろうか。