漁業の続き

イワシと気候変動―漁業の未来を考える (岩波新書)

イワシと気候変動―漁業の未来を考える (岩波新書)

著者は、レジームシフトの発見者。日本人が発見したとは知らなかった。ノーベル賞クラスだと思うのだが、生物・環境学分野で相当する賞はないのだろうか? 興味深かったのが、これから食えなくなる魚 (幻冬舎新書)で、日本も導入すべきとしていたITQ(個別譲渡可能漁獲割当)に反対していたところ。これ以前に、水産庁が、ABC(生物学的許容漁獲量)より多くの漁獲量を許可しているのが問題なので、それを早急に是正すべきだと思う。