イラン

イラン  世界の火薬庫 (光文社新書)

イラン 世界の火薬庫 (光文社新書)

ペルセポリスI イランの少女マルジが面白かったので、イラン関係の本を読んでみた。前者は、アフマディネジャド大統領以降のイランの最新情報について述べられている。革命防衛隊の腐敗等、色々な問題があることがわかる。
後者は、同じ筆者による、アラブ、イラン、トルコの民族史である。しかし、イランのところで、モンゴルに滅ぼされたホラズム・シャー朝が出てこない。また、現状のイラン、トルコ、アラブ(イラク)の交わるところにいるクルド人についての明確な言及がない。そして、現在のアラブの盟主のサウド家が、ハシム家に代わって台頭した理由について述べられていない等、何かストライクゾーンを外されたような感じ。