アメリカと宗教
- 作者: 堀内一史
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 新書
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- 最初期に植民したピューリタンの大部分は、会衆派であったが、現在は、人口の0.8%を占めるだけ。
- プロテスタントが人口の半分を占めているが、様々な教派に分裂している。
- 主流派(聖書を絶対視しない)と福音派(聖書を絶対視する)の2つに分けられる(左派と右派)。
- 福音派は、奴隷主義/人種差別及び、原爆投下を肯定する傾向がある
- 福音派は、南部に多かったが、ダストボウル(南部の旱魃と砂嵐)で、カリフォルニアへ多くが移住した。
- 南部の白人福音派は、リンカーンが共和党だったため、長らく民主党支持だったが、公民権運動の結果、共和党支持に鞍替えした。
- 政治に、宗教色を持ち込んだのは、アイゼンハワーから。
- 共和党支持の母体(協会の連帯組織)も、栄枯盛衰があり、時代とともに変化している。
- 2006年以降、宗教右派は政治への失望、指導者のスキャンダル、高齢化等で衰退した。