北の十字軍
- 作者: 山内進
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/13
- メディア: 文庫
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- アレクサンドル・ネフスキー
- タンネンベルク(グルンヴァルト)の戦い
に興味があったので、読んでみた。知らなかったのは、
- 聖地への十字軍と同時に、エルベ川とオーデル川の間のバルト海沿いに住むスラブ人ヴェンデ人を対象に、ヴェンデ(ヴェンド)十字軍が行われたこと。
- ドイツ騎士修道会(チュートン騎士団)の前に、刀剣騎士修道会(リヴォニア帯剣騎士団)がリヴォニア(ラトビアの北東部)に存在したこと。
- タンネンベルクの戦いの後、「コンスタンツ公会議」で、ポーランドと、ドイツ騎士修道会との間で論争が行われたこと。
しかし、タンネンベルクで、ドイツ騎士修道会を破り、ドイツ騎士修道会より背教、異端と非難されたポーランド・リトアニア連合軍は、その後、第二次ウィーン包囲を打ち破るという歴史の皮肉。