通貨
通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円 (中公新書)
- 作者: 小林正宏,中林伸一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 新書
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- 米ドルの基軸通貨としての地位は、しばらく揺るがない。
- トリフィンのジレンマ: 基軸通貨国の国際収支は赤字になる(国際取引の決済手段を海外に提供するため)。現代では、米国債の大部分を米国外の国々が購入するという事態を反映している。
- 日米の貯蓄率は、逆転している
- ユーロは、ギリシャ、ポルトガル等の国の財政危機で、かなり危ない。
- デフレが続く限り、円高傾向は続く。
各論は面白いのだが、全体を通しての主張がよく分からなかったのが残念。