迷惑な進化

迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか

迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか

面白い。

  • 体内の鉄分を過剰に溜め込むヘモクロマトーシスという遺伝病は、ペスト感染を防ぐ
  • 糖尿病は、急激な寒冷化に対応するため?
  • コレステロールは、紫外線を浴びることで、ビタミンDに変化する
  • ソラマメ中毒による貧血は、マラリア対策になる
  • ジャンピング遺伝子によって、超変異が生じ、急な環境の変化に適応することができる。
  • メチル化によって、遺伝子の発現作用をオフにすることができる(エピジェネティック効果)。受精直後の状態で大きく影響をうける
  • 人類の特徴(体毛の薄さ等)は、水中での活動に適応するため?

話の全てが理論的に実証されたものではないが、それを割り引いて読んでも、とても刺激的な本。