IT批判
- 作者: ジャロンラニアー,井口耕二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: 新書
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- ダニエル・デネット(自由は進化するの著者)を批判するのであれば、レッシグのCODE―インターネットの合法・違法・プライバシーも取り上げるべきだと思うのだが、取り上げられていない。
- 音符とMIDIとの関係で、MIDIでディジタル化することで表現できる情報が限られてしまったと言っているが、音符自体が西洋音楽を基にしており、音符の普及で音符で表せない西洋音楽以外の音楽が消えてしまっていることについてはなんら疑問に思っていないらしい。
- 最近10年の音楽シーンの停滞について嘆いているが、大衆が音楽を聴くことができるようになってから、数十年しかたっていないということを無視している。
最後の結論のポストシンボリックコミュニケーションも何を目指しているのかよくわからなかった。