錯覚の科学

錯覚の科学

錯覚の科学

スゴ本。バスケットボールをバスしている途中にゴリラの着ぐるみを来た人が登場するビデオで実験をした本人による著書。ワイズマン博士による運のいい人にはワケがある! 運を鍛える《ゴリラ》の法則など、ゴリラのビデオをネタにした本はあるが、こちらは、実験心理学と疫学から何がわかっていて、何がわかっていないかを述べている。

  • 注意の錯覚: 思い込み(先入観)による錯覚
  • 記憶の錯覚: 記憶をストーリーに合わせて再構成してしまう
  • 自信の錯覚: 自信には根拠がない場合が多い、ところが、自信のある人は、説得力がある。
  • 知識の錯覚: 分かったつもりは危険。愚者は経験から学び、賢者は歴史(他の事例)から学ぶ。
  • 原因の錯覚: 相関関係と因果関係は違う。
  • 可能性の錯覚: センセーショナルな実験がメディアによって広がる。日本だとみのもんた効果か。

脳トレは効果がなく、有酸素運動の方がボケには効くそうだ。