林業

森林異変?日本の林業に未来はあるか (平凡社新書)

森林異変?日本の林業に未来はあるか (平凡社新書)

日本の木材自給率が改善しているそうである。しかし、それが日本の林業の復活ということでもないらしい。日本の林業の問題は、

  • 木材の規格化に対応できなかった
  • 木材の質が均質でない(昔は、大工が現場で調整していた)
  • 家屋から、木が見えなくなった。床の間、和室の減少
  • 割り箸バッシングにより、間伐材の商品化の道が絶たれたこと
  • 山の所有者が不明なところがたくさんある
  • 利益を出すには、加工工場も大規模化するしかないが、安定供給が難しい

と、いろいろあるようだ。
これまでは、植林は、針葉樹メインだったが、今後はどのような植樹をすべきかといったところに言及されていればもっとよかった。