土の文明史
- 作者: デイビッド・モントゴメリー,片岡夏実
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 220回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
そして、「食料自給率」の罠 輸出が日本の農業を強くするでは、耕地がある程度広くないと、効率的な農業ができないと書かれているが、本書では、それは神話であり、小規模な農家の方が効率がいいと述べている(pp.215-216)。肝心なのは、現在の農業が持続可能かどうかという点であるが、有機農法、不耕起栽培を取り入れた農法に変えることで乗り越えられるとしている。
- 畑を耕すことの是非
- 文明の衰退は、土壌浸食のためであり、これは、気候変化の影響よりも大きい
- 小規模の集約農業の方が効率がいい
というところが新鮮だった。