毒と薬

毒と薬の世界史―ソクラテス、錬金術、ドーピング (中公新書)

毒と薬の世界史―ソクラテス、錬金術、ドーピング (中公新書)

世界史とあるが、近代以降はグローバル化したということで、日本の話が中心である。薬毒同源ということで、薬と毒の歴史について簡易にまとまっている良書だと思う。
薬学科出身の方が書いているので、日本での薬剤師の地位が低い(一時東大から薬学科が消滅した)こと。福沢諭吉が医薬分業について反対したことなどなども書かれていて興味深い。